19日に投開票が行われた県議選二戸選挙区の再選挙は、開票の結果、無所属で新人の山下正勝氏が初当選を果たしました。県内での
居住実態がないとして去年の県議選の当選が無効となった松倉史朋氏に対し、有権者は厳しい評価を下した形です。
開票結果です。山下正勝、無所属・新、当選、9295票。松倉史朋、自民・新、3992票。元・一戸町議会議員で新人の山下氏が、
自民党公認で元航空自衛官の松倉氏に5000票余りの差をつけて初めての当選を果たしました。投票率は40.40パーセントで、
前回2015年を14.78ポイント下回り過去最低でした。山下氏は一戸町出身の66歳で、主に農林業の振興などを訴え支持を
固めました。
(山下氏)
「自分の意見を述べて、地域の皆さんの意見を聞きながら選挙をやってまいりました。相手候補がどうのこうのというのは私は考えて
ございません。一戸、二戸、一緒になって県北振興のために頑張らなければならないという心境です」
一方、公選法が定める被選挙権を得るのに必要な県内での居住実態がなかったとして、去年8月告示の県議選での無投票当選が無効と
なった松倉氏。一戸町では大差がつき、地元の二戸市でも山下氏の得票に及ばず、有権者が厳しい評価を下した形です。
(松倉氏)
「県民の審判を得たいという決意で再選挙に臨ませていただきました。結果としては非常に残念なものではありますが、これが有権者の
皆様のお考え、審判であるということで私としてはそれを真摯に受け止めたいと思います」
投開票から一夜明けた20日、初当選した山下氏に当選証書が手渡されました。
(山下氏)
「責任が重大だという実感でございます。農林業分野のいろいろな部分、地域を回りながら今の現状を把握しながらお役に立てるように
頑張っていきたい」
山下氏の任期は20日から2023年9月10日までで、県議会では会派に所属せず無所属で活動するということです。
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