2月29日、安倍晋三首相(65)は記者会見を開き、新型コロナ肺炎の収束は、ここ1、2週間が瀬戸際として、小・中学校の休校、
大規模なスポーツや文化イベントの中止、不特定多数の人が接触するおそれがある場所での活動自粛などを検討するよう国民に求めた。
同じ日、茂木敏充外務大臣(64)が友人とゴルフをプレーしていたことが「週刊文春」の取材で分かった。
茂木氏が3人の友人と共に訪れたのは、神奈川県にある葉山国際カンツリー倶楽部。朝9時半過ぎに、黒の高級車で乗り付けた茂木氏は、
景観豊かな「エメラルドコース」を回ったという。
「SPや秘書らしき男性は別室で待機していました。彼らが前半を終えたのは昼過ぎのこと。それから1時間ほど昼食休憩を挟みました。
18番ホールを回り終えたのは午後3時半頃。料金は食事代を含めて1人2万円は下りませんが、VIP待遇の茂木氏は特別料金だと
思います」(常連客)
ゴルフ場で汗を流した茂木氏が帰路につこうとする同日午後4時。首相官邸では、安倍首相が菅官房長官、加藤厚労大臣に加え、
外務省事務方トップの秋葉剛男事務次官など各省庁の事務次官級の役人を集め、コロナ対策で意見を交わしていた。
「6時からの首相会見で説明する内容について最終確認をしていました。首相の懸案事項は小中学校の休校要請、そして文化スポーツ
イベントの中止延期についても頭を悩ませていました」(官邸担当記者)
どのような趣旨のゴルフだったのか。茂木大臣を電話で直撃すると、「……(しばらく沈黙)あの文春のほうで事務所に、あの……
事務所に連絡を取ってください」と回答。だが、後日、茂木事務所に取材を申し込んだが、一切の質問に応じることはなかった。
新型コロナウイルスをめぐって、政府は小中学校の休校、文化スポーツイベントの中止や延期を要請。また政府の専門家会議も
「不要不急の外出」を控えるよう呼びかけている。政府を挙げてコロナウイルス対策に乗り出す中、重要閣僚である茂木外相の行動は
論議を呼びそうだ。
3月5日(木)発売の「週刊文春」では、茂木外相のゴルフ同行者は誰だったのか、2月26日に政治資金集めの朝食会を開いていた閣僚、
自粛要請後の2月29日に会費1万円のセミナーを開いていた前外務副大臣など、安倍政権の新型コロナ肺炎対応について詳報する。
https://bunshun.jp/articles/-/3641...
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