テーブル席がところ狭しと並ぶ居酒屋の2階で、フロアを貸し切って宴席が繰り広げられている。その中心にいたのは——。
3月7日夜、都内某所。駅前にある焼き鳥チェーン店で、中高年の男性に囲まれ上機嫌に酒を酌み交わしていたのは、つい5日前に始まった
「全国小中高校一斉休校」を要請した文科省のトップ、萩生田光一・文科相だった。店に居合わせた客はこう証言する。
「小さめの4人掛けテーブルが並ぶフロアで、60〜70代の中高年男性が30人くらい詰まってお酒を飲んで、盛り上がっていました。
さんはビールジョッキ片手に、肩が触れ合うほどの距離で、参加者と談笑していました。飲み屋だし、彼含めマスク姿の人は誰も
いませんでした」
焼き鳥店の関係者は、「あの日は建設業の支援者らとの会合だったようです。萩生田さんは狭い通路を通りながら各テーブルを回り、
握手しながら挨拶していました」と話した。
前出の居合わせた客によれば、この日、会の途中で挨拶に立った萩生田氏は力を込めてこう語っていたという。
「(全国の小中高を)一斉に休校にするのはやり過ぎだ! 俺は反対だったんだ!」
萩生田氏が「一斉休校」を知らされたのは、発表当日だといわれている。やはり相当に不満が溜まっていたようだ。
この日の萩生田氏は気の知れた支援者を前に愚痴が止まらない。『週刊新潮』(3月5日発売号)で、「カジノ議連」の事務局長だった
2018年にマカオを旅行した際の“カジノ接待疑惑”が報じられたことを念頭に置いたのか、こんな発言も。
「週刊誌は買っちゃダメですよ。事務所にコピーはいくらでもありますからね(一同爆笑)。これからも僕の名前が中吊りに出てくると
思いますけど、買わないでください!」
会合が始まって約1時間後、赤ら顔でほろ酔い姿の萩生田氏はフラフラと店から出てくると、迎えの車に乗り込んで夜の街に消えていった。
店を出た後も、マスクはしていなかった。
この日の宴会について萩生田事務所に聞くと、「当日は地元後援会の参加者有志で食事をしていると連絡があったので、そちらに伺い、
挨拶してから頃合いを見て辞去しました」との回答。
教室より人口密度の濃い空間での“濃厚接触”。子供たちに「不要不急の外出は控えて」と呼びかけていた萩生田氏だが、これは
“不要不急の外出”ではないのだろうか。
https://www.news-postseven.com/archives/20200316_1548721.htm...
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