昔懐かしの「布マスク」など今時作っていない
↑これ誤解される表現だわ。
旧局方ガーゼ(医療用ガーゼ)で作られる「ガーゼマスク」なら今でも各衛材メーカーの定番アイテムとして存在する。
ただ日本で使われる医療用ガーゼの製造ラインは、現在は事実上中国にしかない。
俺の知る限り関西に1社だけ医療用ガーゼの生産「設備」を持つメーカーがあるが、そこは小ロットの特殊品用で
ガーゼ製造「ライン」なんて代物じゃない。
それこそ人工呼吸器にも不可欠なまだ医療用ガーゼは、もし不足し始めた日にはマスク用不織布以上に
急な国産の効かないヤバい存在なのよ。
一方、子供服やタオル向けの「衣料用ガーゼ」なら国内メーカーも多いが、「医療用」とは織り方も、
製錬・漂白といった製造工程のシビアさも違いすぎてプラントの転用なんて出来るもんじゃない。
この旧局方ガーゼが不足する事態のヤバさは政府も理解してるのだろう。
だからガーゼマスクではなく「布マスク」って言葉にこだわるのは、この「衣料用ガーゼ」のほうをマスクに使うための方便だと思う。
いわば洗剤売り場にある「重曹」を料理に使って良いのか?ってのと同じ、使うのは勝手だけどそんなもんにには
給食マスクとしての性能だって保証されないよ、規格がないんだから
本業のマスク屋は「今時」じゃなく昔からそんないい加減なもん作ってねーんだよw
これでマスク作りに参入できる安倍友衣料メーカーは嬉しいだろうけど、逆にこの騒動でガーゼマスクを貶める発言が巷に溢れちまって・・
その結果だけ受ける本業の衛材メーカーはほんとたまったもんじゃないわ。
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