病棟で陽性者と陰性者が混在 集団感染の永寿総合病院 新型コロナウイルス 2020年4月18日 20時55分
新型コロナウイルスの集団感染が起きた永寿総合病院(東京都台東区)で、陽性者と陰性者が複数の病棟で混在していたことが、厚生労働省クラスター班の報告書でわかった。
集団感染が明らかになった後も3月末まで混在し、感染リスクを広げた。感染した患者が別の病棟に移ったり、医療スタッフが複数の病棟を行き来したりし、また医療スタッフの
休憩室や食堂など密接した空間で感染が拡大した、などと指摘した。
同病院ではこれまでに患者と医療スタッフ計191人が感染し、うち患者20人が死亡した(同院集計。4月10日までの判明分)。現在は外来や救急診療を休止し、感染者が出た期
間の前後に退院した患者の経過観察を続けている。
https://www.asahi.com/articles/ASN4L6HLHN4LUTIL01Q.h... コロナ院内感染相次ぐ 慶応大病院は救急診療も停止 新型コロナウイルス 2020年4月1日 20時46分
新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、病院内での感染が増え、医療提供が難しくなるところが出てきている。慶応大学病院(東京都新宿区)では、永寿総合病院(東京都
台東区)から3月26日以降、転院してきた患者1人の感染がわかり、その後、研修医や看護師、患者の計8人の感染が判明。28日から外来の初診受け付けをやめ、31日からは救急診
療も停止している。ほかの医療機関からの患者の受け入れなど、入院についての制限はしていない。
慶応大病院によると、研修医の感染は31日にわかった。感染経路は調査中。すべての初期研修医が濃厚接触者の可能性があり、自宅待機とした。数十人程度いるとみられる。
病院のホームページによると、ベッド数は960。1日平均の外来患者数(2017年度)は約3千人。広報担当者は「医療現場は大変な状況にある。感染を広げないことを第一に考え
ている」と話す。
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