「政治とカネと秘書」の問題で前首相を追求するのに「よりによってお前が言うのか」辻元清美氏
立憲民主党が本気で政府・自民党を追い込む好機到来と捉えるならば、正しく戦術を立てて、安倍前首相を国会にて政治家とカネの問題で追求しなければなりません。
政治家は金銭に絡む疑惑事件が発生すると、しばしば「あれは秘書のやったこと」と嘯(うそぶ)いて、自らの責任を逃れようとします。
政治家は基本的に金銭に関わる部分は秘書に任せており、秘書が犯した罪は政治家が罰を受けるように国会にてその発言の矛盾をつかなければなりません。
さて、「政治とカネ」の問題は、そこで問題になる不正な金の流れの原資が政党助成金などを通じた国民の血税である点であってはならない犯罪行為であり、そして秘書に責任を押し付ける過程で国会でしばしば虚偽答弁などが行われます、国会軽視甚だしい愚行も断罪しなければなりません。
それなのにです。
今回、国会で安倍前首相を追求するのに、なぜよりによって辻元清美氏を立てたのでしょうか?
「政治とカネと秘書」の問題で、安倍氏本人は不起訴、安倍前首相公設第1秘書は略式起訴で罰金100万円が命令されています。
対して質問者である辻元清美氏は、「政治とカネと秘書」の問題で、2003年7月、辻元本人と初代政策秘書、元公設秘書、名義借り指南役とされる土井たか子党首の元政策秘書4名が秘書給与詐欺容疑で警視庁捜査二課に逮捕されています。
2003年11月20日、東京地方裁判所で公判開始。2004年2月12日、懲役2年執行猶予5年の判決。検察、被告とも控訴せず、同月26日に判決が確定しています。
「政治とカネと秘書」の問題で、今回不起訴である安倍前首相を追求する質問者に、「政治とカネと秘書」の問題で、かつて秘書給与を搾取して国会にて事実無根と虚偽答弁を繰り返し逮捕有罪確定した議員をぶつけてくるとは、信じられない愚策と申せましょう。
純粋に戦術の話として、立憲民主党はなぜこのような愚策を取るのでしょうか?
国民から「よりによってお前が言うのか」と反感を買うのは必定なのに。
やれやれです。
(木走まさみず)
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