広島県福山市内で行われたアニメのイベント「フクヤマニメ」で、立憲民主党の衆院選候補者がイベントを選挙利用したと、主催者がツイッターで抗議している。
この候補は、イベントのエリア内で無断撮影などをしていたという。候補者側はその後、撮影写真などを投稿したツイートを削除した。「人が集まっている場所にあいさつに伺ったが、嫌な思いをされた方がいたなら申し訳ない」と話している。
イベントに来た候補は、31日投開票の衆院選に広島7区で出馬した元東京都議の新人、佐藤広典氏(45)で、佐藤氏は23日、「フクヤマニメにお邪魔させていただきました」と公式ツイッターで報告した。この投稿では、赤い上着を来た選挙スタッフとみられる人たちが「♯変えよう」とハッシュタグ付きプラカードを持って佐藤氏を囲む写真や、たすきをかけた佐藤氏が路上の人たちと握手したり商店街を見回ったりする様子の写真を載せた。
そのうえで、「皆様から応援をいただきました。飲食店の皆様、日ごろ大変なことを理解しております」などとエールを送った。
この投稿に対し、翌24日になって、フクヤマニメの公式ツイッターは、次のように抗議のリプライを送った。
「エリア内での撮影・PRについて『フクヤマニメが選挙に利用されている』と沢山の参加者様からご意見を頂き、やめて頂くようにお願いしましたが、聞き入れて貰えませんでした。フクヤマニメ実行委員会は、事前に知らされておりませんし、承諾もしておりません」
写真を投稿した佐藤氏のツイートは、その後削除されている。
ツイッター上では、コスプレイヤーという人が佐藤氏と一緒の撮影は了承したがネット掲載は同意していないとする投稿や、佐藤氏がツイートを削除した理由などを問いただす書き込みもあり、フクヤマニメのツイッターは、これらをリツイートしていた。
佐藤氏の選挙事務所は10月26日、J-CASTニュースの取材に対し、23日に福山駅前の宮通り商店街で行われたイベントで撮影などをしたことを担当者が認めたうえで、次のように説明と謝罪をした。
「ゲートボールなどの集まりであいさつする感覚で、本人が通ったときに、たまたまお邪魔しました。自分をアピールするためと若い人の投票率を向上させようと思ったからです。主催者の方の意図しないことだったり、嫌な思いをされたイベント参加者の方がいたりしたとすれば、申し訳なく思っています」
https://news.yahoo.co.jp/articles/191943fa45d319152dc25...
返信する