宗教に対する見方・捉え方 救いにもなれば災いにもなる両刃の剣

私が提示したような理解を可能にするのは歴史学ではもはやなく、文化人類学だ。あらゆる有史以来の人類の営みの相対化視点。政治そのものも俎上に載せた議論ができる視座がある。今はおそらくは革命前夜か大戦前夜であることは間違いない。
すでに近代主義が繰り出す武器弾薬は尽き、劣化し、役には立たない。いくら人新世の資本主義が行き詰まろうと今さら共産主義はない。では何が可能なのか、何が無駄で無理なのか？コオロギを食べれば救われるのか、パンデミックやワクチンで人口を削減すれば地上の楽園が現出するのか、ドルがデジタル人民元にとって代われば世界の警察と悪玉の田舎芝居が終わるのか。

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