コロナウイルスへの対応に追われている(はずの)安倍首相。14日には国民に向けた会見、16日はG7初の電話による会談を行い、
国内外で首相の言葉が報道されている。
しかし、国内主要メディアや官邸などの公式SNSで伝えられる勇ましい姿とは反対に、海外からの反応は冷ややかだ。
まずは出席した記者からも怒りの声があがった14日の会見。のちに「西日本新聞」によって、“追加で”質問を受けつけたのが「アングル」で
あったことが暴露されているが、この会見についての海外メディアの反応を見てみよう。まずは米「CNN」。(参照:西日本新聞)
“コロナウイルスによるパンデミックの真っ只中で競技が実行される可能性に対して懸念が増しているが、日本の安倍晋三首相は東京五輪が
今夏行われると主張した”
報道そのものもかなり懐疑的な論調だが、このツイートにぶら下がるコメントもまた皮肉に満ちている(日本人もしくは日本在住と思われる
アカウントによる投稿は省く)。
こんなGIFアニメを貼っているものから、
https://twitter.com/Roline000/status/1238901619561... 辛辣なコメントまで、概ね批判的だ。
「シンゾー・アベは国民を愛してない」
「日本はたくさんメダルを獲れそうだな」
また、“皮肉の本場”、英「BBC SPORT」の報道に対しても、ツッコミの嵐が巻き起こっている。
他にも、下記のような反応がぶら下がっていた。
「妖精も信じるし、サンタクロースも信じるし、イースターのウサギも信じるし、とうき……信じたいけどさ。マジで?」
「狂気だ」
「AKA(又の名を)もうめっちゃカネかけちゃった」
「どの6月かは言ってないだろ?」
「何で正直になれないんだ。今はとても何かを決められる状況じゃないだろ。馬鹿野郎!」
同様に、16日に行われたG7電話会談の“成果”を報じた「TIME」や「REUTER」にも、五輪開催について否定的なコメントが殺到している。
「オリンピックよりも人命が大事」
「延期というか中止だろう」
「開催は無理だ。もちろん中止になるだろう。というか中止しなきゃ!」
「間違った判断だ」
「オリンピックを延期しないという日本の指導者の判断はパンデミックの猛威がこの2か月で低下するという希望に基づくものだろう。悪い判断
ではないかもしれないが、この判断を撤回するべきだ。何故なら人の命でギャンブルをするのは愚かなことだから」
正直、日本国内でも東京五輪が予定通り行われると思っている人は少ないのではないかと思うが、国際的な世論もまさしく同意見だ。
(続く)
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