菅官房長官「クルーズ船の発症者ほぼいない」「隔離は有効」

　新型コロナウイルスの集団感染が起きているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」をめぐって、国の内外から政府のこれまでの対応に
対する批判の声が高まっていることを受けて、菅義偉官房長官は20日午前の会見で、「発症者は徐々に減少しており、現在はほぼいないと
聞いている」と前日行われた専門家会議での見解を引用して、クルーズ船の隔離政策が適切だったと強調した。

　クルーズ船では19日現在、3011人の乗客乗員がウイルス検査を受けて、このうち症状は出ていないのにウイルス保有者を含む621人の感染が
確認されている一方、神戸大学の感染症の専門家から、船内の感染予防体制への問題点が指摘されている。

　菅官房長官は20日の会見で前日に行った専門家会議での意見を引用して、「2月5日以降、乗客には自室待機を徹底させるなど最大限の配慮を
続けてきた。発症者が徐々に減少していて、現在ではほぼいない」と述べて、政府がこれまで行った隔離対策が適切だったと強調した。

　また、外国語による情報発信の仕方が不十分だという海外からの批判に対しては、「各国大使館に対して説明しており、外国語の表現も
自動翻訳ではない」と反論した。

https://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/3/3/33210.h...

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