札幌でマルチ商法を行い会員から返金などを求められている48ホールディングスが、おととし、刑事告発されていたことが新たに
わかりました。しかし、告発を受けた北海道財務局は調査を行っていませんでした。
48社の淡路明人元会長は取締役だった中田義弘氏らとともに2015年から仮想通貨クローバーコインを販売。購入した
20パーセントを時価総額3位の仮想通貨リップルと交換できるとして、会員を集めた。2017年10月、48社は突然、
クローバーコインの販売終了を発表。その直後、消費者庁から3カ月の業務停止命令を受けている。
こちらの女性は350万円ほどをクローバーコインに変えたという。手元に残ったのは使い途のない大量のクローバーコイン。
女性は48社を相手取り金の返還を求める裁判を起こした。こうした裁判が全国で相次いでいる。
2016年4月に開かれた安倍総理主催の桜を見る会。各界で功績があった人や功労者が招かれるものだが、淡路氏も参加したとみられ、
さらには安倍総理後援会主催の前夜祭にも出席し写真撮影も行ったとみられる。また、昭恵夫人のSNSを見ると2016年8月に
安倍総理の地元山口県の花火大会で総理夫妻とともに淡路氏と中田氏が写っているのが確認できる。
そんな中、48社を監督する立場である道財務局を巡ってある疑惑が浮上している。会員の代理人を務める杉山弁護士は、48社は
仮想通貨交換業者であり、財産を返還する義務があるにもかかわらず返還に応じないのは資金決済法違反にあたるとして、おととし、
道財務局に刑事告発していた。しかし。
杉山弁護士「道財務局からいきなり仮想通貨に該当しないという回答がきた。違法性が本当にあるのか仮想通貨に本当に該当しないのか、
財務局側で検証してそれで対応するというのが筋だと思うが、なぜか無理やり幕引きしようとした印象」
それから8カ月後、道財務局の当時の担当者が杉山弁護士の前で驚きの告白をしたという。
杉山弁護士「告発状まで出てるしやらなきゃまずいと思ったので動きたいという話をしたが、上司と金融庁のほうから動くんじゃないと
言われて私は動けませんでしたと。私は忸怩たる思いがありますとおっしゃった」
一体なぜ金融庁は違法行為の申告を受けたにもかかわらず調査さえ行わなかったのだろうか。いまだに財産が戻ってこない会員は不安を
募らせている。
https://www.htb.co.jp/news/archives_7193.htm...
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