お互いが「あいつの判断には命を預けたくない」と思えば対立せざるを得ない。
理想論は全員一致、挙国一致だが、これは戦争の時のスローガンでもある。
日本の歴史を考えれば極めて危険なものを孕んでいる事を承知しなければならない。
コロナ感染拡大防止の為に日中の外出を禁止します。緊急事態ですから文句は後で。違反者は射殺です。
コロナ対策の為に土地を接収します。緊急事態ですから文句は後で。違反者は逮捕です。
コロナ対策費が足りないので財産を没収します。緊急事態ですから文句は後で。逆らえば国賊です。
国の為!国民の為!文句を言うな!今は従え!・・・となる「危険性がある」わけです。
これを考えすぎだとか、それを言い出したら何も出来ないとか言う人は、戦前戦中に対する理解が足りない。
「非常時」は「国」が暴走する燃料なのです。
だからといって協力しなくて良いというわけではない。
国民が我慢しなくて良いというわけではない。
非常時だから議論は後回し、という精神は、目をつぶって山道を車でかっ飛ばす行為なのです。
非常時でも議論は必要だし、議論がある以上は反対も対立も必要な行為なのです。
それこそが文明人です。
これは主義主張、立場をこえてどちらにも言える事です。
(反対や対立を当然含む)議論こそが人間。
それをやめようというなら独裁です。
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