<20周年四天王寺ワッソ>共生の未来 華麗に謳う [2010-11-10 14:21:02]
古代に学ぶ若者の祭典 府民と在日共に支える
【大阪】古代の大阪と東アジアの国際交流を雅やかに再現し、現在に相応しい交流・融合・共生の促進と大阪の活性化を図る祭り「四天王寺ワッソ」(同実行委員会主催)が7日、史蹟なにわの宮跡で
開かれた。20周年の今年は、韓国からパーカッショングループ「DRUMCAT」と百済文化祭一行団の金剛大香炉五楽士らも参加。古代の衣装を身にまとい「ワッソ」のかけ声とともに始まった大巡行
パレードには、青少年を中心に1000人以上が出演。市民ら4万5000人が祭りを楽しんだ。
韓日両首脳が激励辞
開会式では権哲賢駐日大使が李明博大統領のメッセージを代読。菅直人日本首相も祝賀メーセッジを寄せた。
李大統領は「ワッソが、両国民間の文化的情緒的共感帯を拡大する祭りとして、21世紀の韓日友好協力時代を先導していくことを願ってやまない」と表明、菅首相も「ワッソが古代から現代へ、そして
未来に続く、両国交流の場として、ますます発展していくことを願っている」と激励した。
橋下徹大阪府知事は「ワッソは日本と韓国にとって大事な祭だ。大阪府にとっても大切な祭であり我々がサポートしていく」と表明、「府民と在日韓国人の皆さんと一緒にワッソを支えていこう」と呼
びかけた。
会場内の「まんぷく屋台広場」では韓国と「大阪のうまいもん」が饗宴。「国際交流広場」では東アジア各国の物産展が開かれ、韓国観光公社大阪支社も4ブースを使用して「韓食‐韓国料理」をPRした。
同ブースには「宮廷女官チャングムの誓い」でチェ尚宮役のキョン・ミリさんが参加。キョンさんは巡行最後の「朝鮮王朝」の行列にも加わった。
巡行には白頭学院、金剛学園をはじめ小中高など22校の児童・生徒・学生らを中心とした青少年780人と運営ボランティアら300余人が参加した。「世宗大王」に扮した民団大阪南大阪支部前支団長の文晟
二さんは「巡行に参加して歴史を再認識した。元気な子どもたちの演技に感動した」と語った。
「毎年楽しみにしている」という日本女性(80)は「古代以来の日韓交流が盛り込まれ深まっていることを喜んでいる。何度もワッソを見ることで歴史認識が変わっていく。学校で教えてもらっていない大
切な歴史学習の場所です」と話していた。
(2011.11.10 民団新聞)
https://mindan.org/news/mindan_news_view.php?cate...橋下徹
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