「意図的におとしめるような発言はやめていただきたい」
28日の衆院予算委で、政府が全世帯に配布を始めた布マスク「アベノマスク」を着用して質問に立った立憲民主党の大串博志議員が
「ちょっと小さいなと感じるし、横がやっぱり開くなと感じる」と感想を漏らしたことに対し、色をなして反論していた安倍首相だったが、
実は取り巻きの閣僚らも「アベノマスク」に不満を感じているのではないか。そんな実態が、29日の参院予算委で浮き彫りになった。
同日午後2時から始まった予算委。NHKの中継を見ていた国民は「?」と思ったのではないか。安倍首相の左隣に座る麻生財務相の
マスクは小さいどころかブカブカで、高市総務相のマスクは青色の不織布。河野防衛相は赤や青が混ざったカラフル柄で、繰り返し答弁に
立った加藤厚労相のマスクも明らかに「アベノマスク」とは違っていたからだ。
朝日新聞出版の「アエラ・ドット」は、聖路加国際大大学院の大西一成准教授が「アベノマスク」について調査した内容を報道。
マスクの外側と内側の粒子の数を計測して、どれくらいの粒子が内側に入り込んでいるかを調べる「漏れ率」を5回計測したところ、
5回とも100%の漏れ率だったという。
つまり、外に浮遊している粒子が全て内側に入ってしまっているわけで、「アベノマスク」は新型コロナウイルスに対して何ら効果がない
可能性が高まったのだ。
閣僚さえも「アベノマスク」着用を躊躇するマスクを、国民が信用できるはずがないのは言うまでもない。もはや「アベノマスク」は、
安倍政権に対する閣僚の忠誠心を試す“踏み絵”にもならないようだ。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/27258...
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