最新のJNNの世論調査で、安倍内閣の支持率が39.1%と、第二次安倍政権発足後、最低水準となったことがわかりました。
安倍内閣を支持できるという人は、先月の調査結果より8.2ポイント減って39.1%でした。一方、支持できないという人は
8.4ポイント増加し、59.2%でした。調査方法が違うので単純に比較はできませんが、これは第二次安倍政権発足後では
2018年6月の39.0%に次ぐ最低水準の支持率です。
新型コロナウイルスの感染防止に向けた政府のこれまでの取り組みについて聞いたところ、「評価する」が48%と、「評価しない」の
42%を上回りました。一方、先月25日に緊急事態宣言が全面解除されたことについては、タイミングが「早すぎた」と答えた人が
46%、「適切だった」が39%でした。
今後、感染拡大の「第2波」がいつごろやってくると思うか聞いたところ、もっとも多かったのは「2、3か月以内」で39%、
以下、「今年の秋以降」「今月中」「来年以降」の順でした。
政府は、個人情報を使わない形で濃厚接触者を判定するアプリを今月中旬にも導入します。このアプリを使うか聞いたところ、
「絶対に使うと思う」「たぶん使うと思う」は合わせて37%にとどまり、「たぶん使わない」「絶対に使わない」は合わせて
59%でした。
先月、女子プロレスラーの木村花さんが亡くなったことをきっかけに議論されているSNS上での誹謗中傷に対する規制強化について、
「必要だと思う」と答えた人は83%に達しました。
国家公務員の定年を65歳に引き上げることや、検察幹部の定年を内閣の判断で延長できることを含んだ国家公務員法の改正案について
賛否をたずねたところ、「賛成」は27%、「反対」は63%でした。
新聞記者らと賭け麻雀をして辞職した東京高検の黒川前検事長の処分が「懲戒」よりも軽い「訓告」となったことについては、処分が
「軽すぎる」と答えた人が75%にのぼっています。
こうしたなか、自民党内からはJNNをはじめとする各種世論調査での内閣支持率下落について、「多くの国民が安倍政権のやって
いることに違和感を持ち始めている」との指摘が出ていますが、政府関係者からは、「コロナ対策は評価されてきた」との声も聞かれます。
一方、立憲民主党の安住国対委員長は、背景に「政権への不信感」があるとの認識を示しています。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3998287.htm...
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