今後導入されるデジタル円は、デジタル人民元と同様、従来の仮想通貨とフェイスブックが計画し、「リブラ」の限界を克服したという次元で、成功の可能性が高いと見られている。 実物貨幣と違って、実物的価値のない貨幣が交換手段、価値保存、会計単位の3大機能を遂行するためには、発行機関と法定化の可否が重要だ。 デジタル円は日本銀行が直接発行する「中央銀行デジタル貨幣」(CBDC:Central Bank Digital Currency)で二つの問題を解決した。
アマゾン、グーグルなど民間権力が国家権力まで狙うことを牽制する目的でフェイスブックのリブラ発行を許可しないトランプ政権の方針に従って留保的な立場を取ってきた米中央銀行(Fed)も「デジタルドル」の導入を繰り上げる可能性が高い。 ただでさえ米中央銀行(Fed)はコロナ事態に対処するため、最終的な貸付者の役割(lender of last resort)をあきらめ、「無制限ドル供給」という1913年の発足以来、進んだことのない道を歩んでいる。 http://kankokunohannou.org/blog-entry-14969.htm...