大阪湾に人食いサメ???
大阪湾に人食いサメ発見!!いざ釣り上げるぞー!!
見事にシュモクザメ(ハンマーヘッドシャーク)を釣っちゃいました。
さらに漁や遊漁で釣りをしていると、針にかかった魚を強奪していく事件も頻繁に起こるという。だがそれはまだマシな方で、一番厄介なのは誤ってシュモクザメが針にかかってしまうパターンらしい。
なぜならシュモクザメはただでさえ巨体である(それでも大阪湾に集まるシュモクザメは若い個体が多いのだが)のに加え、サメ類の中でもかなり遊泳力が高いためだ。引き上げるにしても重労働だし、かと
いって諦めれば鋭い歯と剛力で高い仕掛けを食いちぎられる。カナヅチのくせに泳ぎが得意とは!面白いが漁師からすれば笑えないのかもしれない。
しかしなぜ、大阪湾という都会の海にシュモクザメが?実はこれ、字面で見るほど驚くようなことでもなかったりする。なぜなら大阪や神戸から見て目と鼻の先に淡路島が浮かんでいるではないか。淡
路島の南北にはそれぞれ一級の漁場として知られる播磨灘と紀伊水道が広がり、明石海峡と紀淡海峡で大阪湾に連絡しているのだ。潮流の面から見ても魚影が濃くなって当然と言える、かなりの好条件で
ある。そもそも、大阪の異名である『難波(なにわ)』とは『魚(な)の庭』から転じたものであるとする説もあるほど、水産資源な豊富な海として知られてきた。
そりゃあそんな豊かな海を『天然魚探レーダー』持ちのシュモクザメが見逃すはずもない。
江戸前こと東京湾しかり、都市圏の海は意外と好漁場としての条件を備えているものなのだ。むしろ豊かな海だからこそ人が集まり海運が発達、都市が発展したのだとも言える。
https://www.dplay.jp/article/000009270... 沿岸に大阪・神戸の二大都市と阪神工業地帯を配する大阪湾は、国内でも有数の都市的海域である。海路では大阪港に堺泉北港、神戸港などを、空路ならば関西空港に神戸空港を備え、まさに関西地方
の玄関口となっている。こんな絵に描いたようなアーバンベイではあるが、ここにも「まさか!」の怪物めいた巨大魚が出没する。かの有名な“ハンマーヘッドシャーク”ことシュモクザメである。
シュモクザメの仲間の特徴はなんといってもそのT字型に発達した異形の頭部にある。通常のサメには見られない、一見すると余計なこのパーツには『ロレンチーニ器官』なる生物が発する微弱な電気を
感知する感覚器が詰まっている。
サメ特有の優れた嗅覚に加えてこの秘密兵器により、シュモクザメは極めて高精度な索餌能力を誇る。それゆえか、水温が上がり大阪湾にイワシやイカ、タチウオなどの美味しい小〜中型魚が集結する
夏季に限ってそれを追って彼らも回遊してくるのだ。漁師いわく「夏になると毎日、潮目やナブラ(小魚の群れで水面が沸く現象)からカナヅチみたいな頭がニョキっと出てるのが見える」とのことで、かな
りの個体数が回ってきていることが窺える。
https://www.dplay.jp/article/000009270...
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