EEZ侵犯しても…日本、かえって韓国政府に強く抗議

11日未明、済州道（チェジュド）東南の海上で、韓国の海洋警察船が測量活動をしていた日本船舶に退去を要求し、対峙していたことが明らかになった。 この8日、慰安婦判決で悪化した韓日関係に、さらなる葛藤要素になりかねないという懸念が出ている。

日本共同通信などによると、11日午前3時25分に韓国海洋警察庁所属の船舶が日本海上保安庁測量船’松陽’に向かって無線で調査活動を中断するよう要求した。 韓国海洋警察船は日本の測量船に接近し、「ここは韓国領海であり、科学的調査のためには韓国政府の事前同意が必要だから、直ちに調査を中断せよ」と通知した。 しかし日本側は「自国の排他的経済水域（EEZ）内での正当な調査活動」と主張して要求に応じず、韓国は船を交代しながら同日午後4時52分まで13時間ほど中断要請を続けたという。

場所は日本長崎県五島列島南西の目島から西139キロ離れた海上という。 ここは、韓国と日本のEEZ（自国領土から200カイリ）が重なる水域であり、両国が共に資源の独占的権利を主張できる。 国連海洋法は、隣接国間のEEZ重畳水域の場合、相互協議を経るよう規定しており、関連国間の衝突がしばしば起きている。 昨年8月にも同地で調査活動を行っていた日本の測量船「平野」に対し、韓国の海洋警察の船舶が中断を要求し、日本政府が抗議した。 日本外務省は事件直後、「自国EEZ内の正当な測量活動を韓国が妨害した」とし、駐日韓国大使館に抗議する意思を伝えた。 韓国外交当局はこれに対し「韓国側管轄水域で法を執行した」とし「事前同意を得ていない日本側の調査は直ちに中断しなければならない」と対抗したという。

海上保安庁は、調査活動を来月まで続ける予定であることから、追加のかっとうが起こる可能性も排除できない。 加藤勝信官房長官は12日午前、記者会見で「調査が日本EEZで実施されたため、韓国側中止要請を受け入れられない」と述べた。
http://kaigai-otaku.jp/korea/korea-politics/korea2021...

返信する