小池百合子都知事、したたかに天敵・森喜朗会長“退治” 東京五輪後に国政復帰はあるのか
https://news.yahoo.co.jp/articles/b53c833682559d033aa35... 一体、東京五輪はどこへ向かうのか。
大会開催を5か月後に控え、国内で混迷を極めている。大会組織委員会の森喜朗会長が12日、自身の女性蔑視発言の責任をとり、
辞任を表明した。2014年1月の組織委発足に伴い、大会開催へ向けてけん引してきたトップの急転直下の退場劇は国内外で大きな
波紋を呼んでいる。後任を巡っても、森氏が指名した五輪選手村の村長で元日本サッカー協会会長の川淵三郎氏が一夜にして辞退する
事態となり、混乱に拍車をかける形となった。
森氏は3日に行われた日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会で「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる。
女性は競争意識が強い」などと発言。この発言が女性蔑視と批判され、翌日に謝罪会見を行った。森氏を「ブラザー」と呼ぶ盟友で
国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長をはじめ、JOCの山下泰裕会長ら“身内”は当初、森氏の会長続投を支持。政府や
スポーツ団体からも辞任に踏み込んだ声は上がらなかった。
しかし世間では、会見での対応などに対しても「不適任」の声がヒートアップ。不適切発言から5日間で五輪ボランティアが
約390人辞退する異常事態に。深刻さは日に日に増し、IOCが手のひらを返すように「完全に不適切であり、IOCの公約と
アジェンダ2020改革に矛盾した」と批判を始めた。
こうした中で森氏と“犬猿の仲”とされる東京都の小池百合子知事は批判の急先鋒(せんぽう)に立つと思われたが、違った。
5日に「きちんと、改めて説明してほしい」「五輪が別の意味で世界中にニュースを提供してしまっている」とコメント。翌6日も
「絶句した。あってはならない発言」にするにとどめ、森氏の進退についてまでは言及しなかった。
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