>>16 それよりも条文の基本を呈示したほうが効果的。
通常、法律と言うのは限定解除の青天井条文が基本。
その基本的な条文を叩き台として論議を重ね、法律の暴走を抑止するため何らかの歯止めを加えて条文を作り出す。
憲法九条を例にとるなら、日本に軍隊を持たせない条文を草案する。
草案①
日本国民は、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。 国の交戦権は、これを認めない。
この基本的な草案を叩き台として議論し、現実的な条文に変えていく。
この草案①では、警察や海上保安庁まで武装が禁止される非現実なものとなるから、なんらかの限定を加える。
草案②
日本国民は、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを禁止する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。 国の交戦権は、これを認めない。
徒に禁止にしてしまうと将来的に問題が生じた場合、対応できなくなるので「禁止」を「放棄」に書き換える。
草案③
日本国民は、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。 国の交戦権は、これを認めない。
なんとか体裁が取れたが、これでは物足りないので尤もらしい言葉で条文を粉飾もしくは修飾する。
完成条文
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。 国の交戦権は、これを認めない。
こうして御立派な条文が完成する。
この条文なら一見して日本の武力保有を禁じているように見せかけることが出来るし、普遍的価値観で国民を感化できると同時に、将来的に「武力保有」の余地も残せる。
これがメイドインGHQ「憲法九条」の「正体」である。
左翼はこの「正体」に国民が気付かないよう、知識人らを総動員しメディアを通じて国民大衆を巧みに感化洗脳してきたのである。
だが、この感化洗脳も国民の高学歴化と共に、その魔力が効かなくなってきている、それが現在と言えよう。
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