いや、科学的に言えば
「批判・追及・対決型」のフェーズは終わった。
という事だと思うよ。
高度経済成長期、所得倍増計画、日本列島改造論とバブル期までは冷戦構造の中
アメリカの核の傘の下で外患は無視して経済活動に専念できた
政権運営も比較的安定していた時期に野党がとるべき方策は「大きな声で存在感を示すこと」だった。
社会党が好んで用いた「牛歩戦術」など典型で、何かを生産するというより明らかに、そして
歴史上の事実として審議や採決に抵抗したというプレゼンスを示すだけの結果しか残していないし。
ところが時は移り、今は内憂外患
米ソの冷戦のような大物ではなく近隣の小物が危なっかしかったり、海洋進出にいそしい国
反日で企業活動を停滞させるような国があったりの外患に加えて国内も内憂が枚挙に暇がない。
比較的安定した国家運営がなされている中で「批判・追及・対決型」で自己承認を得る時代ではない。
だが
マスコミにも一因があるが、辻本氏のような国会で「批判・追及・対決型」する姿を
さも野党の本分のように持ち上げた。民主党時代の長妻氏や馬淵氏も同様に「批判・追及・対決型」
姿勢を展開する政治家ばかりが時代の寵児のようにもてはやされた。
日本の政治が後退してしまった時期だ。気の毒なのは、そういう潮流を見て自分も時代の寵児になりたいと
遅ればせながら「批判・追及・対決型」を展開したのが蓮舫氏。完全に周回遅れだった上に、
目的自体が「批判・追及・対決型」のみだっただけに常にブーメランを放つことになる。
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