>>9 >「だって事実じゃん」って言ってもダメなんだな
いや真実の指摘である場合は、刑事・民事の両方において
違法性が認められるケースは極めて少ない
マスコミのレアなケースをあたかも当然の結果とするような偏向報道によって、
一般の人やネット上も大きく誤解されている人が多いが、
名誉毀損問題において、その人の真実を指摘した場合、
公共の利益（例えば有権者の投票決定を左右するような事実）や
憲法で保障された表現の自由との兼ね合いから、ほとんどの場合違法性は阻却される
例えば、他人の過去の犯罪歴を指摘した場合等は、
刑事では、警察は被害届も代理人弁護士の書いた告訴状も受理しないケースがほとんどだ
要はそういう場合は、民事で訴えてくださいということになる
過去にその人が非行に走ったり犯罪を犯した場合、社会的制裁を受け罪を償っても
過去に犯した反社会的な行為は一生消えないということになる
民事では真実の指摘が名誉毀損になるとし、不法行為が認められても賠償金は極僅かであったり
またその場合、民事の判決でも敗訴となるケースは少なくない
例えば、弁護士で過去には政令指定都市の首長を務めたことがある某人物の場合では、
実の父親と叔父がやくざであったと暴露した週刊誌を民事で訴えたケースもあるが、
判決は、その人の出生に関わることも、有権者の投票を左右する重要なファクターであり、
週刊誌の記事は公共的な利益があるとして弁護士の訴えを棄却した
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