先の衆議院選挙で「50議席増」の躍進を果たした立憲民主党。当選した新人議員も39人と最多を誇るが、そのうちの一人が選挙の直前に不倫相手とコッソリ示談していた。ところが相手の女性はいまも怒り心頭である。一体、何があったのか。
「人の気持ちも分からず、口先ばかりの人間に国会議員たる資格があるのでしょうか。彼は言ってることとやってることがまるで違う。どうしても許せません」
静かな怒りをたたえた口調でこう話すのは、飯村早希さん(仮名・40代)だ。彼女が指弾する相手は、先の衆院選で初当選を果たした立民の矢崎堅太郎議員(57)=千葉5区=である。
選挙戦の火ぶたが切られる直前の10月4日、飯村さんは矢崎氏と示談書を交わしたと打ち明ける。
「内容は、私と矢崎さんが不倫関係にあった期間中、彼が私に取った不誠実な対応について謝罪を求めたものでした」(飯村さん)
示談書への署名後、矢崎氏からは慰謝料などとして計40万円が同月10日に振り込まれたという。
矢崎氏にすれば、これで一件落着と考えても不思議ではない。11月11日、国会に初登院した矢崎氏はXに「責任の重さを感じています」と投稿し、ガッツポーズ姿の写真をアップ。
だが、飯村さんの怒りは再燃し始めていたのだ。
「矢崎さんが既婚者で、娘さんが2人いることも知っています。実は私も結婚していて、いわゆるダブル不倫の関係にありました。ただ私は、矢崎さんとの件があってから、夫とは別居状態となっています」(同)
「一緒にお風呂に入ったりして、結局、ホテルを出たのは早朝の5時でした。行為の最中は避妊はしませんでした。私も“着けて”と言わなかったので」(飯村さん)
ところが矢崎氏からの連絡はその後に途絶え、飯村さんは精神的に不安定になり、会社を退職。「遊ばれただけ」と悟った飯村さんは行政書士に相談し、前述の示談につながったという。
「実は選挙が終わった10月31日、“会って話がしたい”と矢崎さんから何度も連絡があり、二人きりで会うことになりました。何の話かと思ったら“友達としてやっていきたい”や“出会った縁だから大切にしたい”などと言うだけ。この時、彼の頭には保身しかなく、反省などしていないことがよく分かったのです」(同)
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