「知事リコール」が大炎上だ。美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長らが2日、政治団体を立ち上げ、芸術祭
「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」の対応を巡り、愛知県の大村秀章知事のリコール活動を
開始すると発表。明治天皇を含む肖像群が燃える作品などを問題視し、100万人分の署名を集めるとした。ところが、高須院長の
発表後、SNSでは「反対」の声が急拡大している。
当初、SNSでは〈#大村知事のリコールを支持します〉と高須院長への賛同ツイートが続出したが、同時に〈#大村知事
リコールに反対します〉との投稿も急増。「反対」ツイートはきのう午前で十数万件に上り、「支持」ツイートを上回ったのだ。
原因となったのが、コロナ対策で連日テレビ出演する“イケメン”吉村洋文大阪府知事だとみられている。
高須院長は2日の政治団体発足発表の前日、〈吉村知事のご臨席の栄を賜れれば〉と吉村知事に会合への参加を呼びかけた。
吉村知事は、公務を理由に断りつつ〈応援してます、なう〉と投稿。これにSNSでは〈なんで大阪府知事が愛知県知事のリコールを
応援?〉〈空前絶後の暴挙〉〈すっこんでろ〉と批判の声が続出。“袋叩き”状態なのだ。
「吉村知事は相当、大村知事のことが頭にきているようです。先月、新型コロナ対策に関連し、大村知事が会見で『医療崩壊が
大阪府で起きた。行政としては負け』と批判。これに吉村知事はブチ切れ、ツイッターで反論しました。最終的に報道陣の前で
『相手せんとこ』と突き放しましたが、内心、かなりムカついているとみられます」(大阪府政関係者)
立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)は言う。
「前提として、リコールとは住民の意思に基づいて行われるものですから、愛知県民でない吉村知事の発言は見当外れです。他自治体の
首長に対し『ここがおかしい』と批判するのは妥当ですが、『クビを取れ』との動きに賛同するのは間違っている。踏み込み過ぎで、
地方自治の基本から逸脱した暴言です」
コロナ対策で人気上昇中らしいが、調子に乗り過ぎじゃないか。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/27411...
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