新型コロナウイルスに伴う休業要請の段階的な緩和について、東京都は12日午前0時に、カラオケ店やパチンコ店など遊興施設の
要請を解除する「第3段階」に移行した。これでライブハウスなどを除くほぼ全業種で休業要請が解除された。人の動きが戻れば
再び感染が拡大する不安を抱えながら、社会経済活動を本格化させる「新たな日常」に入ることになる。
移行に先立って、都は11日夜、感染拡大への警戒を呼びかける東京アラートを解除した。第3段階では、遊園地やゲームセンター、
ネットカフェ、漫画喫茶、接待を伴わないバーなどへの休業要請が解除された。飲食店の営業時間はこれまでの午後10時までから、
午前0時までに延長される。
さらに、19日からは適切な感染防止対策が講じられる前提で、キャバレーなどの接待を伴う飲食店や、ライブハウスへの休業要請も
解除する。飲食店への短縮営業の要請も18日までで終了させるという。このまま感染者数を一定程度に抑え、休業要請の全面解除に
つなげられるかが焦点となる。
イベントについては19日以降、屋内は1千人以下かつ定員の半分以下、屋外は1千人以下で開催できるようになる。感染状況を見つつ、
7月以降、さらに参加人数を緩和する。
国の緊急事態宣言を受けて、都は4月11日から一部の商業施設や遊技施設に休業を要請し、飲食店には午前5時〜午後8時の短縮営業を
求めた。その後、都は業種ごとに3段階に分けて休業要請を解除してきた。
小池百合子知事は11日夜、報道陣に「いわゆる休業要請などは終了し、経済社会活動が全面的に営まれる新たな局面に入っていく。
これまでは自粛ばかりお願いしてきたが、これからは自らを守る自衛の時代。自粛から自衛への局面ではないか」と話した。
https://www.asahi.com/articles/ASN6D3TF5N6CUTIL05Y.h...
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