中国の最新鋭「055型駆逐艦」に“世界最強説”
中国海軍最新鋭のミサイル駆逐艦055型「南昌」が就役した。
排水量1万2300トンは水上戦闘艦としてはアジア最大級で、戦闘能力は米海軍の艦艇を超すとの指摘もある。
最新鋭の055型は、Sバンドレーダーの改良版346B型とXバンドの双波レーダーを採用。
Sバンドで長距離の探知を行い、Xバンドで精密探知と射撃管理を行う。
双波レーダーは、米海軍の最新鋭空母ジェラルド・フォードも採用している「世界最新の艦載レーダー技術」といい、早期警戒、海上索敵から対地攻撃、弾道ミサイル防衛まで多様な任務に対応できる。
正確な探知距離は不明だが、346B型レーダーの性能は、距離や精度、射撃管制能力などで米国のイージス艦が現在装備しているA/SPY1Dを「大きく上回る」としている。
また、055型は、ステルス戦闘機を探知するためのメーター波レーダーも搭載し、F-22やF-35に対抗するという
兵器の搭載量も大幅に増加しており、VLSは艦の前部に64発、後部に48発の計112発と052D型と比べほぼ倍増、米海軍のアーレイバーク級駆逐艦96発よりも多い。
射程2500キロとされる対地巡航ミサイル長剣10や、射程500キロで終末速度はマッハ4に達する対艦巡航ミサイル鷹撃18など、各種ミサイルを搭載できる。
また、対潜ヘリを2機搭載できる。
台湾の国防部が立法院に提出した「中共軍力報告書」によると各種作戦艦隊の旗艦となり、長距離防空火力を提供。
作戦需要に応じ、陸上の重要軍事目標を攻撃することも可能と分析している。
中国海軍の艦艇の性能を「米艦のコピー版」と侮っていられる時代ではないことだけは確かなようだ。
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