国民民主党の榛葉賀津也幹事長が、立憲民主党・杉尾秀哉議員を猛烈に批判した。
杉尾秀哉議員は、この日の参院予算委員会で、クライアントと個人間の業務を仲介するサービス「クラウドワークス」に関する質疑をおこない、これを利用した場合は公職選挙法にあたらないかなどと質問。
そのなかでクラウドワークスが「自民党、立憲民主党、財務省を批判して、国民民主党、参政党を称賛するような(ネットへの)書き込みの仕事を募集している。こうやってカネの力で一定の世論形成、世論誘導をおこなうことが可能なんです」と発言していた。
この発言に対し、榛葉幹事長は「これは議事録を精査して、場合によっては議事録の訂正と謝罪を求めたい。わが党を貶めるような質疑はやめていただきたい」と怒り心頭。
さらに、政治とメディアの関わり方について、記者からの質問に答え、「われわれが一生懸命がんばって、支援者がそれに呼応して、さまざまな情報発信をしてくださって、いま支持率が若干上がっています。
しかし、自分たち(=立憲民主党)の支持率が上がらないのをネットのせいにしたり、報道のせいにしたり、他党の足を引っ張って自分が上に行こうなどということは、一般論ですよ、誰とは言いませんが、やめたほうがいいですね」
と、怒りが収まらない様子。さらに、「いつの時代であっても、報道する側は、常に報道のあり方、姿勢というものは、常に気をつけなければならないと思っています。相手を傷つけていないか、陥れていないか。
松本サリン事件、東京の(地下鉄)サリン事件から30年。当時、鮮明に覚えていますけれど、松本サリン事件では第一通報者・河野義行さんが犯人扱いされた報道がありました。
メディアに携わる方々からすると、慙愧に絶えない、悔やんでも悔やみきれない事案だと思いますよ。杉尾さんもメディア人でしたから、おわかりになると思いますけれど」
と、30年前の事件を引き合いに、杉尾議員を痛烈に批判した。
杉尾議員は元TBS報道局の記者で、1994年から1995年のオウム真理教による一連の事件当時、『JNNニュースの森』のキャスターを務めていた。
事件をめぐっては、1989年に坂本堤弁護士が教団を批判するインタビュー映像を、TBSのワイドショースタッフが教団幹部に見せたことが、坂本弁護士一家殺害事件の発端となったとされている。
強烈な皮肉を浴びる結果となったようだ。
https://news.livedoor.com/article/detail/28397768...
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