参政党の共同代表・神谷宗幣氏が「ヤマト・ユダヤ友好協会」
主催のフォーラムに登壇していた過去の映像が、現在SNS(X)
上で拡散されている。壇上の神谷氏は「配信されませんよね?」
と述べたあと、協会の理念に共鳴するような趣旨のスピーチを
行っていた。
この「ヤマト・ユダヤ友好協会」は、戦後の日本で発足した
キリスト教系新宗教「キリストの幕屋」の影響を強く受けた団体
とも噂される。
神谷氏は2016年、協会が実施したイスラエル訪問企画に参加し、
深い感銘を受けたことを語っていた。かつて協会の公式サイト
には、以下のような理事就任コメントが掲載されていた。
「2016年に『聖書に学ぶやまとこころの旅』ということで、
イスラエルの旅に参加し、衝撃を受けました。1900年ものあいだ、
さまざまな迫害を受け続けながらイスラエル建国を成し遂げた
ユダヤ民族の強い思いを知ることができました。…その流れから
この度本協会の理事を拝命することとなりました。」
こうした記述は現在の協会サイトからは削除されており、理事名簿
にも神谷氏の名はない。参政党の政党化が進む過程で、宗教団体
との関係性に対する慎重な調整が行われた可能性が高い。
現時点で神谷氏が同協会の活動に関与している形跡は見当たらず、
一定の距離を保っていると見るのが妥当だろう。
協会の思想的源流は、元JAXA技術顧問であった故・糸川英夫博士にある。
糸川は生前、「日本とイスラエルが手を取り合うことが世界平和の鍵
になる」と語っていた。こうした預言的な思想を継承するかたちで設立
された同協会は、「日本とユダヤは選ばれた民族」であるとし、両者の
精神的融合を通じた世界平和の達成を目的に掲げている。
具体的には、日本とユダヤ民族の「髪の色」「言語の書き順」
「文化的優秀性」などを根拠に、両者の血縁的・精神的共通性を主張
するなど、きわめて神話的な枠組みの中で活動が展開されてきた。
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