NHKラジオ「眞相はかうだ」
当番組は、日本人の精神構造から軍国主義的な精神を排除するようコントロールすることを目的としていた。
その為ならば、真珠湾攻撃や原爆投下などの罪を日本側に押し付けるといった事実の捏造も行われていた。
事実の捏造の例として、「連合国は ... 原子爆弾を広島の軍事施設に投下しました。」と
番組中では述べられているが、実際に目標となったのは広島市街中心の相生橋であり
軍司令部が置かれていた広島城本丸ではなかった。
番組の内容を巡って、これらはGHQ作成であることが隠蔽されたために、
日本放送協会へ手紙や電話などが殺到した。
その中には「あの放送は面白い、軍部の罪悪をもっと徹底的にたたいてくれ」と好意的に捉える意見もあったが、
それらが抗議や非難などの批判的な内容が大半であることを知ったGHQは、
その成果を取り入れてより巧妙にそれに続く番組を作成、
1946年(昭和21年)2月以降「眞相箱」、「質問箱」などへ形を変えながら、1948年(昭和23年)1月まで放送を続けた
眞相はかうだ』は『太平洋戦争史』を劇化したもので、
これらGHQによるプロパガンダは「各層の日本人に、彼らの敗北と戦争に対する罪、
現在及び将来の苦難と窮乏に対する軍国主義者の責任、連合国の軍事占領の理由と目的を、周知徹底せしめること」を
眼目として開始され、「大東亜戦争」という用語の抹殺(使用禁止)及び
それに代る「太平洋戦争」という用語の導入によってそれが持つ意味、価値観が入れ替えられることとなった。
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