
🕵️♂️ ゾルゲ事件の概要
発覚時期:1941年(昭和16年)
中心人物:
リヒャルト・ゾルゲ:ドイツ大使館記者を装いながら、ソ連の諜報員として活動。コードネームは「ラムゼイ」。
尾崎秀実:元朝日新聞記者で、近衛文麿内閣のブレーン。ソ連に政治・軍事情報を提供
📰 尾崎秀実と朝日新聞
1926年に朝日新聞社に入社し、社会部記者として活動。
上海支局勤務時代に中国共産党関係者やアグネス・スメドレーと交流。
その後、ゾルゲと接触し、ゾルゲ諜報団の一員として活動を開始。
🧠 尾崎の思想と動機
少年期の台湾での差別体験や、学生時代の社会主義者弾圧事件(甘粕事件など)を通じて、共産主義思想に傾倒。
マルクスやレーニンの著作を愛読し、理想主義的な「アジア解放」や「平和的共存」を志向。
スパイ活動は「戦争回避のため」と供述しており、信念に基づいた政治活動家として再評価される動きもある。
⚖️ 事件の結末と影響
1941年に逮捕され、1944年に大逆罪で死刑(絞首刑)に処される。
ゾルゲ事件は日本の治安体制強化の契機となり、戦時体制の一環として大きな影響を与えた。
近年では、尾崎の行動が「戦争を導いた」か「止めようとした」かについて議論が続いている。
尾崎のように、報道機関に所属しながら国家の中枢に入り込んだ人物がスパイ活動を行ったという事実は、情報の力とその危うさを象徴しています。
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