◆維新3議員離党ドミノに保守党竹上氏も追随 減税日本「国政政党化」へ5人結集の動き、百田・河村対立が火種◆
日本維新の会から9月8日に離党届を提出した衆院議員3人(守島正氏、斉木武志氏、阿部弘樹氏)の動きが波紋を広げている中、
19日には日本保守党の竹上裕子衆院議員(比例東海)も党運営への不満から離党届を提出した。
日本保守党党内では党首の百田尚樹氏と共同代表の河村たかし氏(減税日本代表)との政治資金や代表権をめぐる対立が表面化しており、
今後予想されている河村氏の保守党離党と合わせ、維新離党組3人と竹上氏、河村氏の計5人で地域政党「減税日本」を国政政党化する計画が確実になってきた。
維新の3議員は、離党会見で執行部を痛烈に批判。連立与党入りへの動きを懸念し、「既成政党に不満を持つ人々の受け皿となる新会派結成を目指す」と強調した。
吉村代表(大阪府知事)はこれに対し、「反党行為」として議員辞職を要求したが、党は17日に3人全員を除名処分とした。これにより、維新は衆院で議席を3減らす事になる。
一方、日本保守党では、設立から1年余りの短期間で亀裂が生じている。
減税日本の竹上氏と河村氏側は、「減税日本」を国政政党へ格上げする方向に傾いていると見られ、政界筋の話では、維新離党の3議員が保守・減税志向を強め、竹上氏と河村氏に接近。
国政政党要件を満たす国会議員の合計5人で「減税日本」を基盤に国政政党化し、衆院選に向けた新勢力を構築する案が浮上している。
河村氏の公設秘書が6月に減税日本から参院選愛知選挙区に出馬する際も、保守党の推薦を得ていた経緯があり、両者の人的つながりは深い。
ただ、河村氏本人は「党運営の詳細はコメントを控える」と慎重姿勢を崩していない。
この動きは、保守層の再編を象徴する一方、維新や保守党の求心力低下を露呈。秋の臨時国会を前に、野党再編の火種となる可能性が高い。
関係者の一人は「資金と理念の対立が、意外な形で新党を生むかもしれない」と語る。減税日本の公式サイトでは、河村代表の「減税で日本を強く」というスローガンが掲げられており、政党化に向けた布石か注目される。
【百田尚樹チャンネル】
https://www.youtube.com/watch?v=COL9ksYauq... 【NHK】
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20250918/200009708... 【中日新聞】
https://www.chunichi.co.jp/article/113570...
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