先日、「久しぶりに」姜京和(カン・ギョンファ)外交部長官に関するニュースが登場した。場所はドイツである。 最大の訪問目的は、G7拡大案でドイツの支持を取り付けるためだったという。 おまけに世界貿易機関(WTO)事務総長選挙に出馬した韓国候補者に対する支持要請も訪問目的の一つだったという。 長期的国益とは関係のない、目の前の利害に関連した内容だ。
実際にドイツにG7拡大への支持を取り付けるという話を聞いた時、耳を疑った。 今年5月末、ドイツはトランプの米国内G7開催に不参加を公式宣言した国だ。
一部のマスコミを通じて、まるでドイツが韓国のG7拡大加盟国への支持を表明したかのように報道されているが、内幕をのぞいてみると、あまりにもみすぼらしく情けない。
弱り目に崇り目で、マース長官の発言が外信に報道された8月10日、ホワイトハウス発G7関連のニュースが一つ出た。 「大統領選挙後にG7を開きたい。 ロシアも招待したい」。6月初めに述べた、韓国・インド・オーストラリア・ロシアを招待してG7を超えたG11やG12に進もうという発言は「まったく」なかった。
あいにく姜長官がドイツを訪問する5日前の8月5日、日本外務省の茂木敏充大臣も英国を訪問した。 姜長官と同様、世界的なコロナ19の拡散後、6ヵ月ぶりに行われた日本閣僚の初の外国訪問だ。 両国の貿易拡大に向けた「経済パートナーシップ」が訪問の主な目的だ。 英国は2020年末にEUから完全脱退する予定である。 新たな貿易ルールを必要としている。 そんな中、日本が真っ先に駆けつけ、2021年から施行される英国との貿易協定議論に入った。
筆者が茂木大臣の英国訪問を見て注目した部分は2つだ。 第一に、6カ月ぶりに実現した日本の閣僚の最初の訪問国が英国だという事実だ。 第二に、訪問の理由が経済パートナーシップ、つまり「経済的」問題に関する部分だという点だ。
茂木大臣の英国訪問を1894年の日本軍韓半島出兵と結びつけることに、荒唐無稽に感じられるだろう。 英国の国際的地位も低下し、韓国と中国の国力も比較にならないほど大きくなった。 しかし別の角度から見れば、126年前に流れた国際情勢はこれまでも綿々と続いている。 キーワードは21世紀の日本の軍事・外交・安保分野の念願の一つである「ファイブアイズ」(Five Eyes)だ。
第2次世界大戦の戦勝国の象徴だった「ファイブアイズ」がついに日本に開かれたのだ。 河野大臣の英国訪問が近く行われるという報道も流れている。 zoomを通じて会った日本人の友人は「日本を含むシックスアイズ構想は、最近撤回されたイージスアショアの導入より100倍、1000倍も重要な東アジア安保上のゲームチェンジャー」と断言する。
近いうちにシックスアイズ構想と関連した様々なニュースが日本を中心に流れるだろう。 あいにく、韓国のGSOMIAの延長問題も目の前に現れるだろう。 ドイツまで行って「責任ゼロの第三者」の立場だけを聞いてきた韓国と、英国が先頭に立って支持するシックスアイズ新世界を目前に控えた日本。 米中デカップリング時代に対する両国の外交実力と現実認識の隔たりはあまりにも大きく深い。
http://kannyu.blog.jp/archives/6870507.htm...
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