因みに”世情”について加えると
自分は1970年代の後半生まれだが自分が生きている間には「左」の隆盛はないと思ってる。
歴史を紐解くと戦後(敗戦)以降、振り子の振り戻しで社会主義、共産主義こそが理想社会である
というムーブメントが起こり、日本は敗戦の揺り戻しだがアメリカでもハリウッドの「赤狩り」に代表されるように
一大左翼ブームが世界中で起こった。
その後、古くはアルバニアの惨状やソ連の崩壊、カンボジア(ポルポト)の惨状や、理想郷と称して推進された
北朝鮮への帰国事業等々から日本、世界を問わず急速に左派ブームはシュリンクして行った。
そんな中、日本だけは例外的に稀有な存在として共産党や(旧)社会党左派議員を30名以上要する立憲民主党が
一定の支持を受けて来た。(今でも立憲内の最大派閥はサンクチャリと称する元社会党左派議員)
彼らの政策や理念は列挙するには紙面が足りない中で有体に言えば、非武装中立、憲法堅持、天皇制廃止等々
その天皇制にしても生理的に嫌という辻本氏以外の多くの根底にあるのが戦争責任。
天皇には戦争責任があり、責任を取っていないからして天皇制は不要というロジックなんだが、今の若者は
天皇陛下が来るというとスマホやカメラ片手に、まるで「推し活」のごとき人気で戦争責任云々などは毛頭ないわけ。
仮に、先の大戦で天皇が犯した戦争犯罪が~・・・と啓蒙したところで「なにそれ?だからなに?」が関の山。
これこそが時代の変化なんだよ。
>>80で触れた元北大教授にして法政大教授の山口二郎は筋金入りの左翼思想家。
ところが氏をして、もう左翼が支持される時代ではなくなったと。
(そうはいってないが行間を読むと)時代に迎合して言説を曲げるくらいなら政治学者を引退する。
氏に、ここまで言わしめた変革が起こったという事なんだよ。
上述の通り、世界的にみるとフランスやドイツは右派政党が隆盛し左派政党は風前の灯火状態。
遅ればせながら日本にも潮流が来たということ。世界的な潮流という面で言えば戦後、世界で吹き荒れた左派ブーム
と同じ、ただただそういうこと。
ただただそういうこと。
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