>>18 現行制度における姓の規定とはつまり法の定めるところ
それが個々人にとって持ちうる意味としては
例えば、一つの家族に一つの姓、つまり家族を象徴する名称としての姓
夫婦別姓とは、姓がこの意味を持たなくなること
夫婦が別々に鈴木と佐藤を名乗れる場合、
彼らの家族の呼称は「鈴木さんち」でも「佐藤さんち」でもない
こうした世の中ではもはや、いわゆる姓として使われる鈴木や佐藤は
その人の属する家族を表す名称たりえない
夫婦別姓とは、姓が持つ、家族の名称としての意味を捨てること
夫婦別姓を望む一部の人々にのみ阿って別姓をよしとすれば
一部の人々以外の、あらゆる人々にとって、姓が持つ意味が変わってしまう
つまり一部の人々以外の、あらゆる人々に遍く影響が及ぶ
姓がその人の属する家族を表さない世の中に
したいのか?、したくないのか?
国民が遍く有する姓というものが持つ意味を
根本的に変えるのか?変えないのか?
これが夫婦別姓問題の本質
これは夫婦別姓を望む一部の人々の声だけで議論されるべき話ではない
「変えたくなきゃ変えなければいいんだから別姓希望者以外は口を挟むな」というロジックは通用しない
ザックリ言っちゃえば
姓の希薄化の第一段階が夫婦別姓
目指すは姓(氏素性)が意味を成さない名前だけの世界
よっぽど姓にコンプレックスを持ってるヘンな奴でもなきゃ
こんなことに血道を上げたりしない
少子高齢化から経済・外交問題まで喫緊の難題山積の国会論議に
それらを押しのけてまで夫婦別姓をネジ込もうとする感覚が分からない
バカじゃないのか
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