米金融市場で「TACO(タコ)」という造語が流行している。
Trump Always Chickens Out(トランプ
米大統領はいつもびびってやめる)の略語だ。トランプ氏は厳しい
高関税を課すと宣言しても、株式・国債・ドルが一斉に売られる
トリプル安に見舞われて撤回するなど二転三転。通商政策が思い通り
にいかない状況を皮肉っている。
TACOは、英紙フィナンシャル・タイムズの記者が先月の記事で
言及して広まった。最近では新たな高関税政策が発表されても、
市場は「朝令暮改」を予想。いったん株価が下落した後にトランプ氏
が尻込みし、株価が回復する現象を「TACOトレード」と記事は表現した。
トランプ氏は先月28日、ホワイトハウスで記者団からTACO
トレードについて問われると「二度と言うな。意地の悪い質問だ」
と不満をあらわにした。中国への追加関税を大幅に引き下げたり、
欧州連合(EU)に対する50%の関税発動を延期したりしたが、
「これが交渉というものだ。まず先に数字を提示するのだ」と反論した。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025060300363&g=i...
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